tanaka komuten. 施工マネージャーの佐和田です☺︎
さて、トイレの漏水についてお伝えしたいと思います。
引き渡しを終えた新築工事のオーナーさんより
「トイレから水漏れしてるんですけど見にきてー!」
とお問い合わせをいただくことが結構あったりします。
ただ、トイレから水漏れと言っても様々な要因があり考えられる原因はいくつあるので
下記のいくつかの原因と事例を参考にしていただければと思いブログに綴ります。
①配管の劣化
②便器の設置不良
③ウォシュレット接続部分からの漏水
④トイレタンクへの給水管接部分からの漏水
⑤便器の結露によるもの
⑥トイレ使用の際によるもの
上記⑥点が主な原因になてくることが多いです。
何はともあれ、お客様はすごい不安に思われてるので迅速に訪問対応となります。
今回は、新築工事後9年ほど経ったオーナー宅へいくと写真のようになってました。
便器の縁の床が湿ってます。この状態から漏水!?の原因を先ほどお伝えした①から⑥を基準に特定していきます。
まず、①から⑤の手順で確認していきます。
①排水管の劣化…劣化による配管のひび割れがある場合、写真のような少量の漏水の可能性は低いかな。と思います。
ただ、可能性が0ではない
②便器の設置不良…新築の際に水道屋さんへ漏水検査を行ってもらうので、こちらも可能性はかぎりなく低い
③ウォシュレット接続部分からの漏水と④トイレタンクへの給水管接部分からの漏水…トイレの給水の接続は便器の奥の方になります。(写真でいうと左側の方です)
写真ではトイレの手前の方での湿りが確認できますし、接続部分を触って確認しても漏水はありませんでした。
⑤便器の結露によるもの…1994年に防露便器が登場しているので9年前の便器なんで結露対策はバッチリなのでこちらも可能性はかぎりなく低い
⑥トイレ使用の際によるもの…結構これが多い場合があります。
例えば、小さいお子さんやお年寄りの方の立ち小便によるもの
狙いが定まらず、便器の外から垂れて写真のようになる場合もあります。
また、ウォシュレットの水跳ねも考えられます。
⑥の原因を特定するのは便器にライトを当て水の通った跡を探します。
立ち小便が原因ならトイレの手前での水だれが残ってることが多く
ウォシュレットが原因なら便座の奥あたり(上記写真付近)に水だれが残っていることがあります。
今回は便座の奥の方に水だれを発見したのでウォシュレットからの水跳ねが原因の可能性が非常に高い。
とは言うもののオーナーさんの不安は払拭できませんので
水道屋さんと一度便器を外してみようか?となり便器を取り外したあとの様子がこちら。
写真中央上の方が排水管。
写真左上が給水管となります。
写真中央より少し下の白いものは便器が動かないように固定するための部材です。
排水管周辺での漏水は確認できませんよね。
便器の形を縁どったように濡れたあとがあるので⑥のトイレ使用の際によるものと判断できます。
便器取り外したあと、オーナーさんへ確認してもらい原因の説明をさせていただいて
配管による漏水ではないことをご理解いただけました。
で?なにか解決策はないのか?ということになりますよね。
よく見るのが床にマットを敷くタイプの商品。
これだと便器の縁と床の隙間をきっちり埋めれないのであまり効果はないかも。。。
個人的には下記写真の商品なんか効果的かと思います。
便器に貼り付けるタイプの商品で手前に貼ると小便による漏れの対策。
奥の方に貼るとウォシュレットによる水跳ねへの対策にもなると思います。
悩まれてる方、よかったら一度お試しください☺︎
施工マネージャーの佐和田でした🔨
すべての人に、豊かな人生を。
施工マネージャー
1983年7月29日生まれ/沖縄県伊良部島出身
大阪工業技術専門学校・建築学科卒
趣味:DIY、家具づくり、たこ焼きパーティー
<プロフィール>
大阪から約1,500㎞の距離にある沖縄県の伊良部島で生まれ、自然あふれる環境で育ちました。
小・中はバレーボール、高校はハンドボールに明け暮れ、勉強はあまりせずスポーツばかりしておりました。
物づくりが好きだった事もあり、高校卒業後は建築の道を進むべく大阪へ。そこから建築を学び、施工マネージャーという天職につくことができました。
私生活では22歳で結婚し子宝にも恵まれ、妻と14才・13才の娘2人(2020年現在)と家族4人、楽しく暮らしています。