tanaka komuten.の田中です。
2020年の年末は、新築2棟、リノベーション1棟と、引渡ラッシュでした。
その中でも感慨深いのは、箕面市にて土地の仕入れから行った二区画分譲が完成したことです。
家づくりに携わる者として、町並みをつくること、景観をつくること、tanaka komuten.としての悲願でした^^
さて、前回の話「秋山東一先生との出会い」の続きで、日本一の工務店と呼び声高い鹿児島のシンケン、そして迫社長とので出会いについて。
迫さんにとって秋山先生は師であり、秋山先生なくして今のシンケンはなく、お二人の関係性はとても深い。
迫さんは、若かりし頃、秋山先生の設計メソッドを習得し、OMソーラー協会にて、秋山先生が考案したフォルクスハウスを、数多く建設する中で独自の進化を遂げ、シンケンスタイルを確立された。
左から、私、名古屋のコスモホームの鈴木社長、鹿児島のシンケンの迫社長、秋山東一先生、京都宇治のツキデ工務店の築出社長(亮くん)
10年前、はじめてシンケンスタイルを目の当たりにした時の衝撃は凄まじかった。
このクオリティーの住まいを唯一無二のオリジナリティで、年間100棟、設計・施工している事実。
そして何より、憧れたのは、暮らし、住む人の”豊かさ”をつくることを、ミッションとされていることだった。
#迫さん語録
『住まいをつくるという行為が単なる物づくりではなく、人の心を豊かにするための設えであると気づいてから随分と長い時間が経ちました。今日も鹿児島で、福岡で新しいシンケンスタイルが誕生しています。町を、そして皆様の心を豊かにしてくれているでしょうか?』
目指すべき人、会社、在り方が見つかったと当時に、自らの現在地とのギャップの差にただただ愕然とした34才の私。
あれから10年。特に何の特徴もなかった町の工務店が木の家一本でやっていくと決めて10年。
1人始めたこの事業も、多くの工務店同志との出会いの中で、成長させてもらい、共に理想とする住まいづくりを目指す仲間(スタッフ)も増え、ご家族に豊かな人生を届けられるよう益々研鑽していきたいと思っています^^
「鹿児島シンケン・迫さんから学んだ家づくりの思想」につづく。
最後に、10年前シンケンさんの住まいで初めてみて衝撃を受けた照明器具のご紹介。
兵庫県芦屋市にあるflame(フレーム)というお店の、mesure(メジャー)という商品です。
以前、弊社お客さまにご紹介した際、一目で気に入ってくださり、採用頂いたこともあります。
ネックはお値段が少々お高いことです^^;
おしゃれで特徴的な照明器具は、住まいに1つあるくらいが丁度いいですね。
複数付けると空間にまとまりが無くなるため、住まいを照らすベースの照明器具はシンプルなものが良いです。
必要なのは照明器具ではなく灯りですから。
年内のブログは今日が最後です。
穏やかな年末年始をお過ごしください。
それでは、良いお年を^^
すべての人に、豊かな人生を。
代表取締役
1976年11月19日生まれ/大阪府吹田市出身
京都造形芸術大学卒
趣味:おしゃれなカフェ・雑貨屋・インテリアショップ巡り、仕事。
<プロフィール>
明治14年創業、吹田市江坂の地で代々工務店を営む六代目です。学生時代は芸術に明け暮れていました。家業を継ぎ、建築の家づくりの奥深さに魅了され、住まいをとことん追求していこうと決意。住まいの在り方とは。家族の在り方とは。豊かさとは。生きるとは。四十を越え、家づくりの本質を日々追求しています。
現在は学生の頃からの付き合いのある妻と2人の娘、柴犬2匹(茶と黒)と楽しい日々をおくっています。
この二度とない人生をどのように生きたら、この世に生れて来た甲斐があるのかと自身に問うてみれば、やはり最後は「世のため人のため」にたどり着きます。
では、世のため人のために私にできることは何かと考えますと、自身の価値観を住まいづくりに活かし、ご縁を頂けたすべてのご家族を幸せに導くことだと思うのです。
愛と笑いと喜びに満ちた人生を自らが生き、その人生をより多くの人に伝え、届けていきたい。その想いの元、住まいの本質、在り方をこれからも追求してまいります。