tanaka komuten.の田中です。
先日20日、訃報が私の元に届きました。とてもとても悲しい訃報でした。
島根県の奥深くにある柿木村という村で、木の家づくりをされているリンケン・田村さんが突然、お亡くなりになられたという報せでした。
田村さんとは、私がまだ30代前半の頃、自分のスタイルを模索していた頃に出会わせて頂き、田村さんが建てられる飾らない建築。イヤ味が一切ない建築。それでいてセンスがいい、心地良い建築。そのすべてが私の憧れでした。
中でも、我らの師匠である秋山東一先生が基本設計し、田村さんが形にされたモデルハウスは今も色あせることなく、私にインスピレーションを与えてくれます。
飾らないリンケンスタイル/田村建築|2011年訪問
▼モデルハウス 『+R 』より
2011年以降も何度も通わせて頂き、カフェレストラン・欅(けやき)ガルテンや、田村さんの自宅に泊めさせて頂いたり、その時、頂いた経験が、今の私の建築の礎になっています。
多くを語らない方でしたので、田村さんの語録はありません。しかし、田村建築はこれからも残り、その佇まいが、雄弁に家づくりの想いを語るでしょう。
どうか天国で、奥さまと安らかにお過ごしください。
素晴らしい思い出をたくさんありがとうございました…(T_T)
すべての人に、豊かな人生を。
代表取締役
1976年11月19日生まれ/大阪府吹田市出身
京都造形芸術大学卒
趣味:おしゃれなカフェ・雑貨屋・インテリアショップ巡り、仕事。
<プロフィール>
明治14年創業、吹田市江坂の地で代々工務店を営む六代目です。学生時代は芸術に明け暮れていました。家業を継ぎ、建築の家づくりの奥深さに魅了され、住まいをとことん追求していこうと決意。住まいの在り方とは。家族の在り方とは。豊かさとは。生きるとは。四十を越え、家づくりの本質を日々追求しています。
現在は学生の頃からの付き合いのある妻と2人の娘、柴犬2匹(茶と黒)と楽しい日々をおくっています。
この二度とない人生をどのように生きたら、この世に生れて来た甲斐があるのかと自身に問うてみれば、やはり最後は「世のため人のため」にたどり着きます。
では、世のため人のために私にできることは何かと考えますと、自身の価値観を住まいづくりに活かし、ご縁を頂けたすべてのご家族を幸せに導くことだと思うのです。
愛と笑いと喜びに満ちた人生を自らが生き、その人生をより多くの人に伝え、届けていきたい。その想いの元、住まいの本質、在り方をこれからも追求してまいります。