大阪北摂で建てる木の家・田中工務店、代表の田中です^^
皆さんは人生において色濃く影響を受けた「師匠」と呼ぶに値する人はいますか?
私が家づくりを天職とできたのも、これからご紹介する師匠・先生たちから素晴らしい教えを頂くことができたからです。
吉村 順三(ヨシムラ ジュンゾウ)
建築ははじめに造形があるのではなく、はじめに人間の生活があり、心の豊かさを作り出すものでなければならない。そのために設計は、奇をてらわず、単純明快でなくてはならない。
吉村順三は1908年に東京で生まれ、日本の初期のモダニズム建築を代表する建築家です。吉村順三が手掛けた住宅は、今も住み続けられているものが多い。軽井沢にある自身の別荘「軽井沢の山荘」はとても有名です。
ブログ:8年前にみた軽井沢の山荘
秋山 東一(アキヤマ トウイチ)
君たち(工務店)の手の中に建築はある。
手をのばしてつくればいい。
君たちはつくれる。それもダイレクトに。
秋山先生が考案されたフォルクスハウスは、OMソーラー協会に加盟する全国の工務店の手により、この30年で3,000邸を越える住まいが建設されている。
御年79才になられ、住宅設計の「楽しさ」と「考え方」をたくさん教えて頂いた。
今も親子のように、時に友達のようにお付き合いして頂いています。
敷地をみて1時間でプランが描けるのも、秋山先生が考案された秋山メソッドのおかげです。
井端 明男(イバタ アキオ)
小さな土地に小規模、ローコストこそ住宅の原点であると思っていた。今でもその気持ちは変わっていない。暮らしの豊かさは単に、規模とコストには関係のないものと、長く住み続けてつくづく思うのです。
井端先生は秋山先生の一番弟子と言ってもいい方。
北海道でアトリエアクという設計コンペ常勝の設計事務所を立ち上げられた。
ブログ:秋山先生と井端先生と私
千歳空港近くにあるMEON農苑(ミオン-ノウエン)を初めてみた時の衝撃は忘れられない。
井端建築には飾らない格好よさがある。一生掛けてでも身に付けたい境地。
迫 英徳(サコ エイトク)
住まいをつくるという行為は単なる物づくりではなく、人の心を豊かにするための設えである。
日本一の工務店と名高いシンケンの迫さん。
迫さんからは、「住」を生業とする工務店経営者としての在り方を学ばせて頂いている。
「豊かな時をつくる」という理念ができたのも、自分自身の価値観を住まいづくりに生かすことの大切さを教わったから。
真似では一流になれない。
自分自身の価値観を信じ、時間を掛けてでも形にしていくところが最後は強い。
34才から目指した木の家づくり。思えばこの10年で随分成長させて頂いた。
それもすべて、素晴らしい師匠との出会いがあったから。
数々のご縁に感謝します。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それでは、また。
すべての人に、豊かな人生を。
代表取締役
1976年11月19日生まれ/大阪府吹田市出身
京都造形芸術大学卒
趣味:おしゃれなカフェ・雑貨屋・インテリアショップ巡り、仕事。
<プロフィール>
明治14年創業、吹田市江坂の地で代々工務店を営む六代目です。学生時代は芸術に明け暮れていました。家業を継ぎ、建築の家づくりの奥深さに魅了され、住まいをとことん追求していこうと決意。住まいの在り方とは。家族の在り方とは。豊かさとは。生きるとは。四十を越え、家づくりの本質を日々追求しています。
現在は学生の頃からの付き合いのある妻と2人の娘、柴犬2匹(茶と黒)と楽しい日々をおくっています。
この二度とない人生をどのように生きたら、この世に生れて来た甲斐があるのかと自身に問うてみれば、やはり最後は「世のため人のため」にたどり着きます。
では、世のため人のために私にできることは何かと考えますと、自身の価値観を住まいづくりに活かし、ご縁を頂けたすべてのご家族を幸せに導くことだと思うのです。
愛と笑いと喜びに満ちた人生を自らが生き、その人生をより多くの人に伝え、届けていきたい。その想いの元、住まいの本質、在り方をこれからも追求してまいります。