tanaka komuten.の田中です^^
今回は『半外空間の魅力と可能性(2)」についてお伝えしたいと思います。
先日のブログでは、半外空間の魅力をお伝えしました。
豊かな暮らし、豊かな人生をおくるには、リビングとは別に、家族が集まれる場所を設えることがとても大切であるということ。
一昨年、海外研修ツアーとして、スリランカにあるジェフリー・バワが設計したホテル・建物を巡る旅に、スタッフと建築仲間で行きました。研修の目的は、ジェフリー・バワ建築の半外空間を実際に体感し、住まいに活かすアイデアを得るためです。
ジェフリー・バワとは
ジェフリー・バワは、スリランカを代表する建築家で、トロピカル建築の第一人者と言われており、スリランカ独自の文化や美しい海や山など大自然を一体化させたダイナミックなリゾートホテルを次々に創出させました。今では世界中で知られている地平線に続く「インフィニティプール」を生み出したのもジェフリーバワです。
ヘリタンス・カンダラマ
数あるバワの名建築の中でも、私が一番行きたかったところが、森にうもれるように存在する「ヘリタンス・カンダラマ」です。どこまでがホテルでどこからが自然なのか。その佇まいはまるでラピュタの天空の城のよう。
バワの終焉の地「ルヌガンガ」
その生涯をかけて作り上げた理想郷「ルヌガンガ」の半外空間がこちら。
縁側には豊かさがあった
古き良き日本の家屋には、内と外ともいえない縁側がありました。縁側には屋根があり、陽も風も雨も身近に感じることができた。その場でくつろいでいると、家族や近所の人が集まり、思いやりや自然を慈しむ心が育まれた。
いつしか日本の住宅は、作る側の効率や、性能の向上に伴い、豊かな人生をおくるために必要な情愛が育まれる場がなくなってしまった。今の時代に求められる性能を有するのはプロとして当たり前とし、その家で何ができるのか、何が豊かになるのか。暮らしの、家族の在り方から逆算して私たちは住まいを考えています。
バワの建築で感じた心地よさは、私たちの家づくりに多大な影響を与えました。大阪北摂という都市部で、その価値を実現できる暮らし、その為に住まいはどうあるべきか。
私たちが導き出した答えが、モデルハウスTIMEには詰まっています。
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それでは、また^^
すべての人に、豊かな人生を。
代表取締役
1976年11月19日生まれ/大阪府吹田市出身
京都造形芸術大学卒
趣味:おしゃれなカフェ・雑貨屋・インテリアショップ巡り、仕事。
<プロフィール>
明治14年創業、吹田市江坂の地で代々工務店を営む六代目です。学生時代は芸術に明け暮れていました。家業を継ぎ、建築の家づくりの奥深さに魅了され、住まいをとことん追求していこうと決意。住まいの在り方とは。家族の在り方とは。豊かさとは。生きるとは。四十を越え、家づくりの本質を日々追求しています。
現在は学生の頃からの付き合いのある妻と2人の娘、柴犬2匹(茶と黒)と楽しい日々をおくっています。
この二度とない人生をどのように生きたら、この世に生れて来た甲斐があるのかと自身に問うてみれば、やはり最後は「世のため人のため」にたどり着きます。
では、世のため人のために私にできることは何かと考えますと、自身の価値観を住まいづくりに活かし、ご縁を頂けたすべてのご家族を幸せに導くことだと思うのです。
愛と笑いと喜びに満ちた人生を自らが生き、その人生をより多くの人に伝え、届けていきたい。その想いの元、住まいの本質、在り方をこれからも追求してまいります。