田中工務店・代表の田中です^^
今回は、家づくりで豊かな人生を手に入れるために必要な3本柱の1つ「良好な家族関係」から「セルフコントロール力を高める」というテーマで、家を建ててからの家族関係を良好に保つ秘訣をお伝えします。
セルフコントロール力とは?
セルフコントロール力とは、自分をコントロールする自己管理能力のことを指します。例えば家庭内でこんなことありませんか?
・子どもが言うことを聞いてくれずイライラする。
・口論がエスカレートして物を投げてしまう。
・気持ちを分かってほしくて、ヒステリックになる。
これらは自分を上手くコントロールできている状態ではないですよね。
イライラすること、物を投げてしまうこと、ヒステリックになってしまうこと、これらの行動は、自分の何かしらの欲求(願望)を叶えるために、その時取れる最善の行動として自分で選択しているんです。
セルフコントロール力を高めるということは、この行動の選択の質を高めることです。
イライラしたり、物を投げたり、ヒステリックになることで、自分の求める本当の物(相手との良好な関係)が手に入らないと理解できた時、人は別の行動を取ることができるようになります。
正しさを手放す
みなさんは、子どもが家から帰ってきて手を洗ってほしい時、なんて伝えるでしょうか?
「手を洗いなさい〜!」が一般的でしょうか。
実はこの言葉の裏には、『手を洗わないあなたは間違っている』という批判のメッセージが隠れている(相手にそう伝わってしまう)んです。そして、子どもが手を洗わなかった時、こういう感情を持つことはありませんか?
「どうして言うことを聞いてくれないのか」
「なぜ言うことが分からないのか」
夫婦関係しかり、親子関係しかり、人間関係が悪くなる源は、『相手が間違っていて、私が正しい。』という考え方に問題があります。正しさは人の数だけ存在しているので、『こうでなければいけない』という握りしめた正しさをどれだけ手放せるかがとても大切です。
「手を洗いなさい」ではなく、「手は綺麗?」とか「手を洗ってね」とか。普段から心の関係性(リレーション)ができていれば、正しさを押し付けなくても、自分から洗ってくれます。しかしこれが通用するのは、心の関係性、信頼関係ができているからです。
心の関係性を築く方法については、下記のブログをご覧ください。
親の想いは子どもに伝わっていない
このようにお伝えしている私も、子どもに正しさを振りかざすことがありました。
「早く寝なさいよ!」
親心:子どもの成長に悪いから早く寝てくれないと。
子ども心:いつも何度も、うっとしい!
「いつまでスマホやってるの」
親心:スマホで悪い影響受けてほしくない。
子ども心:いつも何度も、うっとしい!
「宿題は終わったの!?」
親心:勉強のできる子に育ってほしい。
子ども心:いつも何度も、うっとしい!
子どものことを想って伝えてるはずが、その想いは伝わっておらず、次第に、やりたくないことに向き合わせてくるイヤな存在と受け止められてしまいます。
その結果、本当に手に入れたいはずの、子どもとの『良好な関係性』を失っていくのです。
セルフコントロール力を高める
「選択理論」を学び、人間関係は技術でよくできることを知り、私は自らの間違った考え方を自ら修正することができました。2年ほどかかりました。
今はおかげさまで、頑固オヤジにならなくて済みました。もし今、人間関係で悩んでおられたら、自分が正しい。という考え方を一度疑ってみるのはどうでしょうか。
「選択理論」について概要を知りたい方は
▼こちらの動画が分かりやすいです。
まとめ「その行動の先に求める関係・人生はあるか」
今回は、セルフコントロール力を高める方法をお伝えしました。
しかし、知識として頭で理解できても、なかなか行動できるものではありません。それは今までの人間関係(心のリレーション不足)が影響しています。
昨日まで嫌いで無視していた相手に、すぐに笑顔を向けることはできませんよね。
でも無視し続けた先に、自分が望んでいない未来があることに気付くことができた時、人は初めて行動を変えることができます。
そして、行動し続ける中で習慣化され、自然にできるようになり、良い習慣を身に付けたことで心豊かな人になることができ、心豊かな人に豊かな人生が訪れるのです。
思いの種をまき、行動を刈り取り、
行動の種をまき、習慣を刈り取り、
習慣の種をまき、人格を刈り取り、
人格の種をまいて、豊かな人生を刈り取る。
まずは、大切な人に行ってきた自らの行動をかえりみて、果たしてその行動の先に、あなたの手に入れたい関係・人生があるかを考えてみることから始めてみてください。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それでは、また^^
すべての人に、豊かな人生を。
代表取締役
1976年11月19日生まれ/大阪府吹田市出身
京都造形芸術大学卒
趣味:おしゃれなカフェ・雑貨屋・インテリアショップ巡り、仕事。
<プロフィール>
明治14年創業、吹田市江坂の地で代々工務店を営む六代目です。学生時代は芸術に明け暮れていました。家業を継ぎ、建築の家づくりの奥深さに魅了され、住まいをとことん追求していこうと決意。住まいの在り方とは。家族の在り方とは。豊かさとは。生きるとは。四十を越え、家づくりの本質を日々追求しています。
現在は学生の頃からの付き合いのある妻と2人の娘、柴犬2匹(茶と黒)と楽しい日々をおくっています。
この二度とない人生をどのように生きたら、この世に生れて来た甲斐があるのかと自身に問うてみれば、やはり最後は「世のため人のため」にたどり着きます。
では、世のため人のために私にできることは何かと考えますと、自身の価値観を住まいづくりに活かし、ご縁を頂けたすべてのご家族を幸せに導くことだと思うのです。
愛と笑いと喜びに満ちた人生を自らが生き、その人生をより多くの人に伝え、届けていきたい。その想いの元、住まいの本質、在り方をこれからも追求してまいります。